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Kam(m)huber カムフーバー
概要
バイエルン南部のカムフープ(Kamhub:原義は「農地」か)という地名に由来する。
詳細
地名姓。この姓はどの苗字辞典にも見えない。姓の古い用例も確認出来ない。バイエルン州南部、アルトエッティング(Altötting)、 ランツフート(Landshut)、ミュールドルフ・アム・イン(Mühldorf am Inn)各郡に多い。バイエルン州南部ニーダーバイエルン行政区域、 ランツフート郡フェルデン(Velden)行政共同体ヴルムスハム(Wurmsham)村にある小地名カムフープ(Kamhub)に由来する。地名の古形は 小地名過ぎる為、確認出来なかった。

この地一帯には、フィールフープ(Vielhub)とかグライルフープ(Greilhub)、レーアーツフープ(Lehertshub)、ネーベルフープ(Nebelhub) 、シュティフトフープ(Stifthub)等、-hubを後半要素に持つ地名が腐るほどある。中高独huobe「ある程度の土地、畑、フーフェ(昔の農家一戸 当たりの耕地面積。7-15ヘクタール)」1に由来する。第一要素の由来は、地名の古い形が確認できない為、 不詳。前述の地名など他の-hub地名を見る限り、様々な単語が選択されていて傾向が摑めない。恐らく、独Kamp「各農民に区画された土地、 牧草地」2, 3のバイエルン方言形Kamm2に由来すると思われる(マルピコス説)。 単純に言ってしまえば、Kamhubとは「農地」といった程の意味になると思う。

この姓を持つ有名人に、大戦中のドイツの空軍大将ヨーゼフ・カムフーバー(Josef Kammhuber:1896.8.19~1986.1.25)がいる。彼は、 アルトエッティング郡にある町ブルクキルヒェン(Burgkirchen an der Alz)の出身で、苗字の集住地の出。cf.フーバー(Huber)

1 MBZ vol.1(1872)p.677
2 Gottschald(1982)p.279
3 DWB vol.11 p.134

執筆記録:
2011年6月22日  初稿アップ
PIE語根Kam(m)-hub-er:1.(?)*kamp-「曲げる」;2.語根不詳;3.語根不詳

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