帝国軍(ドイツ系)の姓

名前の頭に*印があるものは、姓としての用例が現実において確認出来ていないものです。 キャラの簡易説明は、本当に簡素で適当なものなので、もっと詳しく知りたい方は他の銀英伝関連のサイトを ご覧下さいますようお願いします。同姓の人物が幾人かいる場合は、ラインハルトやヤンと同時期の人物を優先して記載。 それでも複数いる場合は、①、②・・・と番号を付してすべて記載。尚、キャラクターの登場が外伝、OVA (オリジナル・ビデオ・アニメ)、コミック(道原かつみ著)の場合はその旨記してあります。
尚、なるべく記事の内容は誤りやトンデモな説にならないように、細心の注意を払って作成しておりますが、 新しい事実が発見されたり、より確実な説が思いついたり、誤りを訂正したり等の理由により、 随時記事を訂正・改訂していくことになるかと思います。

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姓の由来と意味 キャラの簡易説明
アーベントロート(Abendrot) ①「巨人アーベントロートの様にでかい人」「夕焼け」「西(の区画の住人)」を意味する姓。
②「アッボ(Abbo(人名))の開墾地」を意味する地名に由来する姓。
統帥作戦本部3課所属。少将。OVAオリジナル。
アイゼナッハ(Eisenach) 地名姓。「鉄川」の意。 ラインハルト麾下の艦隊司令官。「沈黙提督」。最終階級は元帥。
アイゼンエルツ(Eisenerz) 地名。「鉄鉱石」の意。 伯爵。フリードリヒ四世の宮内尚書。外伝。
アイゼンフート(Eisenhut) 職業姓、ニックネーム姓。「鉄兜鍛冶屋」「大法螺吹き」の意。 伯爵。フリードリヒ四世の典礼尚書。外伝。
アイヘンドルフ(Eichendorf) 「エビコ(*Ebicho(人名))の村」、「オーク樫村」を意味する同名の地名に因む姓。 ケンプ艦隊分艦隊司令官。少将。
アダム(Adam) 父称姓。「アダム(の子)」の意。 バイエルラインの副官。大尉。OVAオリジナル。
アデナウアー(Adenauer) コブレンツ付近のアーデナウという町の名に因む姓。「Ado(人名)の湿地・川中島」の意。 駆逐艦ハーメルンⅡ艦長。少佐。OVAオリジナル。
アムスドルフ(Amsdorf) 地名姓。「Amalung(人名)の村」の意。 ミッターマイヤーの高級副官。少将。
アルトリンゲン(Aldringen) 地名姓。「アルトハル(Althar(人名))一族の居住地」の意。 ラインハルト直属の艦隊司令官。元キルヒアイス麾下。
アンスバッハ(Ansbach) 地名姓。「オノルド(*Onold(人名))の小川」の意。 ブラウンシュヴァイク公の忠臣。ラインハルトの暗殺に失敗。キルヒアイスを殺して、自決。
イェーナ(Jena) テューリンゲン州の都市イェーナより。語源不明。 ケスラー艦隊分艦隊司令官。OVAオリジナル。
インゴルシュタット(Ingolstadt) 地名。「Ingold(人名)の地所」の意。 帝国軍艦隊司令官。ダゴン会戦に参加。中将。敗戦責任を負わされ処刑さる。外伝。
インマーマン(Immermann) ①イマー(Immer)という地名に因む姓。
②「イングウィオ神+誉れ」を意味する古いドイツ人男名に因む姓。
③「全体の、大きい+軍団」を意味する古いドイツ人男名に因む姓。
④イマート(Immert)というドイツの地名より。
駆逐艦ハーメルンⅡ機関長。OVAオリジナル。
ヴァーゲンザイル(Wagenseil) 「御者、車大工、ロープ職人」を意味する姓。 ラインハルト麾下の艦隊司令官。少将。大親征に参加するがユリアンに敗れる。
ヴァーンシャッフェ(Wahnschaffe) ニックネーム姓。「不細工」の意。 「薔薇の騎士連隊」第12代連隊長。大佐。戦死。外伝。
ヴァルヒ(Walch) ニックネーム姓、父称姓。「ロマンス人(原義「外人」)」の意。 ミュラー艦隊分艦隊司令官。少将。マル・アデッタ会戦参加。OVAオリジナル。
ヴァルブルク(Walburg) 母称姓。「支配+砦」の意。 幼年学校の生徒。シュテーガー学校長の孫で、成績優秀。外伝。
ヴァルブルク(Warburg) 地名姓。「看視砦」の意。
ヴィーゼンヒュッター(Wiesenhütter) 「草地の小屋の住人」の意。 クナップシュタインの参謀長。少将。OVAオリジナル。
ヴィッツレーベン(Witzleben) 地名姓。「Wizel又はWizzoという男の世襲地」の意。 ケスラーの部下。「柊館炎上事件」でヒルダとアンネローゼを護衛。
ウィルヘルミ(Wilhelmi) 父称姓。「意思+兜」の意。 フリードリヒ四世の科学尚書。
*ヴィレンシュタイン(Willenstein) 姓として存在せず。 ゴールデンバウム王朝。公爵。妾を沢山囲う。外伝。
ヴィンクラー(Win(c)kler) 地名姓、居住地姓、職業姓。「角、隅」「日用雑貨小売店店主」の意。 帝国。ウルヴァシー基地司令官。中将。麻薬中毒患者。基地で叛乱を起こすが、行方不明に。
*ヴィングル(Wingl) 姓として存在せず。 ビューローの参謀長。中将。OVAオリジナル。
ウェーバー(We(h)ber) 職業姓。「織工」の意。 帝国。中隊長。外伝。
ヴェーラー(Wähler) 父称姓。「ラテン人+軍団」の意。 ルッツ麾下の幕僚。中将。ルッツ出撃後のイゼルローン要塞の守備を務めるが、 ヤンの策略により要塞は陥落。自決。
ヴェーラー(Währer) 古いドイツ人男名ワラヘレ(Warahere)に由来する父称姓。
ヴェーラー(Wehler) ①地名姓。「森」の意。
②居住地姓、地名姓。「深い水溜り」の意。
③地名姓。「疎林」の意。
④地名姓。「ヴェリャ(Vel'a)、ヴェレン(Velen)、ヴェリ(*Vel')(いずれも「大きい」を意味する人名)の地」の意。
⑤地名姓。「霊のいる聖地、霊地」の意。
ヴェーラー(Wöhler) ①ポーランドwół「雄牛」に由来する地名より。
②「ケルト人居住地」を意味するヴォーレン(Wohlen)というスイスの地名より。
③父称姓。「統治(者)+軍団」の意。
④父称姓。「良い+軍団」の意。
⑤高地ソルブwola「意思」か、或いはその同根語に由来する人名に因む地名より。
ヴェーラー(Wöhrer) 居住地姓。「(川中)島」の意。又は、同じ意味の地名より。
ヴェストパーレ(Westpahl) 地名姓、ニックネーム姓。「ヴェストファーレン人」の意。 帝国。ヴェストパーレ男爵家当主。アンネローゼの友人。キルヒアイスの事がお気に入り。外伝。
ヴェストファル(Westphal) 地名姓、ニックネーム姓。「ヴェストファーレン人」の意。 オーベルシュタインの護衛隊長。中佐。オーベルシュタインのハイネセン行きに同行。
ヴェルナー(Wellner) ①「和泉近くの住人」を表す姓。或いは同語源の地名より。
②地名姓。 「堤村」の意。
③地名姓。 「森川(?)」の意。
④「羊毛加工業者」の意。
ケスラーの副官。少佐。OVAオリジナル。
ヴェルナー(Werner) 古高地ドイツ語の男子名Warinhariに由来。後半は「軍隊」の意だが、前半要素の起源については諸説ある。
ヴェルナー(Wöllner) ①「羊毛を叩いて精製する職人」を表す姓。
②地名姓。 「*Velen(人名)の居住地」の意。
ヴント(Wundt) ①古高独wunna「喜び」を第一要素に持つ、古い個人名の短縮形が起源。
②「手や足を失った怪我を負った人」を意味する姓。
③オーストリア、ケルンテン州にあるヴンデック(Wundegg)という地名に因む。
ハーメルンⅡの機関部員。一等兵。OVAオリジナル。
エアフルト(Erfurt(h)) 「*Erpesa川(「暗褐色の川」の意)の浅瀬」を意味する地名エアフルト(Erfurt)に由来。 シュタインメッツの恋人。
エックハルト(Eckhard(t)) 「刃+強い」の意の男名に由来する。 帝国第4代皇帝オトフリートI世の政務秘書。子爵。
エッシェンバッハ(Eschenbach) 「トネリコ川」を意味する地名に由来。 ?。
エメリッヒ(Emmerich、Emmerig) ①父称姓。ゲルマン人の一部族名アンブローネス(ラAmbrōnes)の名前に由来する男名Ambrichoより。
②古い男子名アンブリコ(Ambricho)か、或いはアンブローネス族の名に因む地名より。
③「全て+支配者」の意の男名より。
④「勇敢な、有能な+支配者」の意の男名より。
⑤「居住地+支配者」の意の男名より。
⑥「アングロ族+明るい」の意の男名より。
駆逐艦ハーメルンIIの航宙主任。少尉。OVAオリジナル。
エルスハイマー(Elsheimer) 「Egil、Egilīn(いずれも人名)の居住地」を意味するエルスハイム(Elsheim)という地名に由来。 帝国新領土総督府民事長官。ロイエンタールの部下。
エルラッハ(Erlach) ①「ハンノキの生える場所を流れる川」「ハンノキの林」を意味する地名姓・居住地姓。
②地名姓。「C(a)erelliusの所領地」を意味するスイスの地名から。
ラインハルト麾下の少将。アスターテで戦死。
エレールマイアー(Ellermeier、Ellermeyer) 「ハンノキの森近くの農場の管理者・小作人」「Ellern(原義「ハンノキの茂み」)という場所に住む農場経営者・小作人」の意。 帝国の画家。オッペンハイマーが彼の絵をラインハルトに贈賄しようとした。OVAオリジナル。
オイゲン(Eugen) 「良い生まれの、高貴な」の意の古いギリシア人男名に遡る。 ビッテンフェルトの副参謀長。少将。
オーベルシュタイン(Oberstein) 地名姓。字義は「上岩、上石」。 元帥。軍務尚書。義眼。
オスマイヤー(Osmayer) 父称姓。「神+名高い」を意味する男名Osmerより。 ローエングラム王朝初代内務尚書。
オッペンハイマー(Oppenheimer) 「オッボ(Obbo)の居住地」を意味する地名オッペンハイムより。 大将。憲兵総監。ラインハルトへの贈賄未遂で逮捕さる。
*オフレッサー 姓として存在せず。田中芳樹の造語ではないだろうか。 ゴリラ男。
オルラウ(Orlau) 地名姓。「*Orel(人名:「鷲」の意)の居住地」。 ミュラーの参謀。少将。
オレンブルク(Ollenburg) 地名姓。「古町、古い要塞」を意味する。 フリードリヒ4世の宮廷医師。医学博士。
カイザーリング(Kayserling、Kaiserling) 中低独keserlink,kiserlink「玉砂利」に由来。「屈強な人」、「喧嘩っ早い人」を意味する渾名に因む。 退役少将。男爵。バーゼル中将の妻ヨハンナを思慕する。
カイト(Keith) ①中高独kīt「新芽、新枝」に由来する渾名より。
②ランゴバルトgaida「槍」と同語源の男子名より。
中将。艦隊司令官。第二次ティアマト会戦に参加。
カウフマン(Kauf(f)mann) 「(小売)商人、食料雑貨商」を意味する姓。 中将。ダゴン星域会戦に参加。
カストロプ(Kastrop(p)、Castrop) 地名姓。後半要素-trop(p)は「村」の意だが、前半要素の語源は不明。 カストロプ公爵の嫡男。反乱を起こすが失敗して殺害。
カムフーバー(Kammhuber) バイエルン南部のカムフープ(Kamhub:原義は「農地」か)という地名に由来する。 少将。ワーレンの幕僚。
カルテンボルン(Kaltenborn) 「冷泉」を意味する同名の地名に由来。 中将。艦隊司令官。第二次ティアマト会戦にて戦死。
カルナップ(Carnap、Karnap) 中低独karnap「(建物などの)拡張部、突出部、出窓」に由来する居住地姓、屋号姓、地名姓。 中将。ラインハルト直属の艦隊司令官。
キスリング(Kis(s)ling、Kißling) ①中高独kis(e)linc「小石、玉砂利」に由来し、「堅固な人物」を表す。或いは同源の地名に由来。
②古いドイツ人の男名ギースィロ(Gisilo:「矢、槍の柄」の意)に由来する個人名・地名に因む。
准将。ラインハルトの親衛隊長。
キュンメル(Kümmel) ①中高独kümel「キュンメル」という香辛料の名に由来し、「香辛料商人、香辛料が好きな人」の意。
②「*Chumel(人名:「嵐」の意)一族の地」を意味すると思われる、バイエルン北部の同名の地名に由来。
③クニパルド(Chunipald:古高独kuoni「勇敢な」+古高独bald「勇敢な」)という古い男名に由来。
男爵家当主。ヒルダの従姉弟。事件を起こす。
キルドルフ(Kirdorf) 「教会のある村」を意味する同名の地名に由来。 コミック版。オフレッサーの部下。


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